お役立ち

パワースポットは危険 相性が重要だと実感したお話

 

少し前のことだが、我が家から車で2時間半ほどの、関東ではトップクラスのパワースポットといわれている埼玉の有名な神社へ出かけてきた。

この神社はかなり山奥に位置しており、冬はスタッドレスタイヤを装着していない我が家の車で訪れることが難しいため、雪解けを待って張り切って出かけてきたのだった。

この神社を訪れるのはこれで2回目であった。

前回訪れた時は標高1100mの霧がかった山上からの神秘的な風景とともに、

『ここが関東屈指のパワースポットだ!!』というオーラを全身に感じ、なんとも言えない高揚感で満たされた気分になった。

今回もそのパワーを残らず吸収してやろうという意気込み全開で、数年ぶりにこの神社を訪れたのであった。

樹齢1000年近いご神木に手を当てては、そのパワーを受けた手のひらをそっと自分の目尻に擦り込むなど

前回よりも年齢を重ねた私は神社側の意図とは若干ずれたご利益を期待したりもしたが、

とにかくこんな山奥まで来たからにはすべてのパワーを吸収してやる!とばかりに気合いをいれて参拝したのだった。

参拝した後、境内をウロウロしているだけでマイナスイオンと一緒にみなぎるパワーが体に吸収されていくような気がして、深呼吸しながら歩き回った。

そして、この上ない充実感と共に、『充電完了!明日からまた頑張るぞ!!』と決意も新たに帰宅の途についたのであった。

と・こ・ろ・が

車でグルグルと山道を降り、山のふもとまでたどり着いたとき、1件のお食事処が目に入ってきた。

このお食事処は、山に入る前からとても気になっていたお店であった。

看板にはアユの塩焼き、天ぷら、蕎麦など、魅惑的なワードが並んでおりドライブ気分にピッタリの雰囲気を醸し出している。

せっかくだからここで食事して帰ろうかという話でまとまり、このお食事処に寄ることにした。

だがこのお食事処に立ち寄ったことこそが、このあとにわが身に連鎖していく理不尽な出来事たちの序章であったことはその時は知る由もない。

店内に入ると、喧嘩を売っているのかと思うほど愛想の悪い40代後半と思われる女性店員が私たちにふてくされ顔でドンとお茶を出し、さっさと奥へはけていった。

なんか・・嫌だな。。と直感で感じたが、せっかく楽しい気持ちで来たんだし、あまり気にしないようにしよう・・。

そう自分に言い聞かせると、気を取り直してメニューを開いた。
このお店はどうやら舞茸の天ぷらとお蕎麦のセットを名物として推しているらしい。
ということでさっそく店員さんを呼ぶとそのセットを注文した。

先ほどの愛想の悪い店員が出てくると、ふてくされ顔でオーダーをメモし、さっさと厨房へ消える。

あれ・・?なんだなんだ・・?

この店員の態度にだんだんイライラが募ってくる。こんな思いしてご飯食べるなんて気分悪いな。。

そんな風にも思ったが、せっかく来たんだし・・。と自分をなだめ大人しく待っていた。

しばらくして、ふてくされ店員が舞茸の天ぷらとお蕎麦のセットを私たちのテーブルへ運んできた。

なるほど、舞茸の天ぷらはすごいボリュームだ。

よし、料理はもう出てきたんだから、気を取り直して楽しんで食べよう!

そう自分に言い聞かせながら舞茸の天ぷらをひと口・・。

ガリッ 堅ッ!!! 痛!!

この天ぷら、歯が折れるんじゃないかってほど堅い・・。

どうしたらこんだけ堅い凶器みたいな天ぷらができるんだ?

歯が折れそうなほどの堅揚げ舞茸と蕎麦に無心で立ち向かうも・・・マジで顎が痛い。

歯も折れそうだがなにより心が折れる。

そしてこのセットに付いている味の無いそばつゆ・・誰かの食べ残しを持ってきたのかと思うほど最初から著しく量が少ない。
何の風味もない、美味くもなんともないそばつゆだが、無いと堅揚げ舞茸も蕎麦も食べられない。

これ以上あの店員に絡むのは本当に本当に嫌だったが、仕方なく、『すみません!』と店の奥にもう一度声をかけた。
先ほどのふてくされ店員が、ますますふてくされ顔でめんどくさそうに出てくる。

私は『すみません、そばつゆをもう少しいただけますか?』となるべく明るい口調で丁寧に頼んだ。

するとこの店員、マックスイライラした表情でひとこと「・・・・有料ですけど?」。

ほほぉーーーーーーーーーーーーーう!そうきたか!

この店で私は、チミのようなふてくされた態度の店員が運んできた歯が折れるほど堅い石みたいな天ぷらと、毛糸くらい味の無い蕎麦のセットを
なんの風味も無いうすい醤油みたいなそばつゆ(極少)でなんとか摂取してあげているのにだ。

こちらが1億歩ほど譲歩し、なんの風味も無いそばつゆをほんの少し追加で下さいとたのんだら、さらにお金を払えというのかい。

こんなことなら、にんべんのめんつゆでも持参すればよかった。(めっちゃ美味しいからな!にんべんのめんつゆっ!!)

そしてなんなんだ!?
店に入った時からずーーーーーっと思ってたけど、その態度は。

態度の悪い店員選手権なるものが開催されたら、ぜひとも出場していただきたい。
こんな片田舎からの出場でもすぐにワールドクラスでメダル圏内に食い込むだろう。

この店で、有料のそばつゆを頼んでまでこのセットを完食しなくちゃいけない義務など私にはない。
私はそれ以降、堅揚げ舞茸と蕎麦に手を付けずお会計を済ませると店を後にした。

気持ちがモヤモヤする・・・。

時間を戻したい。
こんな遠方まできてなんでこんな思いを・・・。

パワーもらったはずなのに・・・なぜ?不運の連続

そして、この魔の食事処での事件を皮切りに、なぜか嫌なこと、許せないことがわが身に怒涛のごとく次々と押し寄せ、心身共にハイダメージを受けることとなっていった。

仕事では長年の付き合いがある取引先からの理不尽な扱いにより、今まで築き上げてきた関係性が崩れ去るのを感じ、プライベートの人間関係では信頼していた人の思わぬ裏切りに合い精神をすり減らした。一難去ってまた一難、ここに書ききれないほど次々に自分に降りかかってくる問題に、初めはなぜこんな悪いことが続くんだろう、たまたま良くない時期なのかな・・・なんとかしなくては!と自分を励まし立ち向かっていたのだが、あまりにも連発で起きる問題にすっかりメンタルがやられてきてしまった。

なんでこんなに悪いことばかり連続で起きるんだろう?

そして本当に人生疲れた・・。と思うまでにぐったりしたころ、たまたま目にしたのが「霊感芸人」と呼ばれるシークエンスはやともさんの【ポップな心霊論】というコラムだった。

コラムによると、パワースポットを訪れた人々から取り除かれた悪いものはその場にどんどんたまっていっている。“だからごくたまに、一気にどばっと排出されて誰かが全部かぶっちゃうことがある”と書かれているではないか・・・

参考:【ポップな心霊論】「パワスポには軽い気持ちで行かないで」

え・・まさか!!

思い起こしてみると、パワースポットに行った直後から連発で嫌な問題や不運がわが身に降りかかりまくっている。

もしかして、これかもしれない!!!とザワザワした。

その後2か月ほど、次々襲ってくる理不尽な問題になんとか耐え、徐々にその現象は減り落ち着いてきたのだが、それ以降、パワースポットともてはやされる場所に気やすく訪れることに若干恐怖を感じ、避けるようになってしまった。

シークエンスはやともさんのコラムに書いてあった、“人の一生分以上の不幸が、一度に襲ってくる”というほどのレベルではないかもしれないが

今回は関東屈指と呼ばれるパワースポットから確かに悪い【気】を受け取ってきてしまった。そんな実感があった。

パワースポットが好きな方はたくさんいると思うが、自分のコンディションによってはパワースポットに行くことが必ずしも良いことではない、むしろ危険なこともあるということを念頭に置いておいた方がいいのではないだろうか?

調べてみるとパワースポットには色々な見解があるようだが、前回訪れた時は今回のようなことは全くなかったので、やはりその時の自分の波長によるのではないか・・と今は考えている。

特に女性は、最近ツイてないからパワースポットで元気をもらおう!なんていうノリで出かける人が多いと思うが、その時の自分に合わないパワースポットに行ったことで私のような不運に見舞われることもあるので、注意が必要だ。

蕎麦の恨みは忘れない・・

それにしてもあの蕎麦屋には、一度、王様のブランチあたりに取材に行ってもらって、かわいいグルメレポーターの女の子たちに舞茸の天ぷらと蕎麦のセットを食レポをしてみていただきたい。

そしてあのふてくされ店員に、石のように堅い天ぷらや、お客に出すめんつゆの少なさなどについてのお店のこだわりなどを、根ほり葉ほりインタビューしてもらいたい。

行楽シーズンになると思いだす、関東屈指のパワースポット事件であった。

尊敬するヒロシのカレンダー。。

イイこと言うとです。


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冨岡さわこ
冨岡さわこ
こんにちわ!湘南に住む、占い師でエッセイストの冨岡さわこです。(✿✪‿✪。)ノ すれすれの人生、避けて通れないならネタにしよう! わたしを悩ませるあんなこともこんなことも、こんなことも。 現在、中学生と小学生の二人の娘を持つ母です♪ 過敏性腸症候群IBSのおかげで、人生に無駄なピンチが多めに降臨。

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