春を迎える前にクローゼットの中で眠っている洋服たちを断捨離しよう‼️と突然思い立ち、
しばらく開けていなかったジーンズの引き出しを開いてみた。
最近ぐっと背が伸びた小5の長女に、なにかお下がりあげられないかな‥‥などと
アレコレ引っ張りだし『このサブリナなんて履けるんじゃないの?』と思った瞬間、ふと不安がよぎった。
そういえば最近、サブリナって言葉聞かないな‥‥。
嫌な予感がする。
すぐにスマホで検索してみると、私の予感通り、かつての『サブリナ』は現在『クロップドパンツ』と名前を変えており、サブリナという言い方は古いので注意‼️とも書かれていた。
危ない危ない
若い子の前で迂闊にサブリナなんて言ったら笑われるところだ。気づいて良かった。
本題に戻るが、なぜこのジーンズの引き出しをしばらく開けていなかったかというと、そこには懐かしのローライズのジーンズがたくさん収納されているからだ。
すでにかなりの本数を断捨離したが、買った時にちょっと高かったものや、気に入ってたものはひとまず捨てずに保管しておいたのである。
オシャレは巡ってくるものだし、今はローライズなんてダサすぎて履けないけど、もうしばらく寝かせればまた履ける時代がくるかもしれない。
そう思って取っておいたのだ。
今、流行りの股上の深いジーンズを見ると、どうしても頭の中に『ダブル浅野』という言葉がちらつき、拒否反応が出てきてしまう。
だが、ローライズジーンズを封印してから早数年、
一向にローライズ時代が巡ってくる気配はないし、
このままハイライズを拒否していたら、もう一生ジーンズなんて履けないんじゃないだろうか。
そこでふと我に帰る。
私がハイライズジーンズを履いたところで、若い子たちからコソコソ後ろ指をさされ、
『ちょっとあの人、ダブル浅野みたいじゃない?』
『あはは本当だぁ』
などと陰口をたたかれることなど、絶対にないのだ。
なぜなら、若い子たちはダブル浅野を知らないからだ。
むしろ、私だけだ。
若い子のジーンズ姿を見て『ダブル浅野か‼️』などと心の中でツッコミをいれているのは。(入れてたんかい)
その流れでいけば、夏にビキニのパンツの股上が深いデザインの物を履いても、
『ジャイアント馬場か⁉️』などと嘲笑されることも絶対ないだろう。
なぜなら若い子はジャイアント馬場を知らないからだ。
ジャイアント馬場か‼️などと言いたがるのは私だけなのである。(だから、言いたかったんかw)
ジーンズの引き出しを久々に開けて、あーでもない、こーでもないと勝手に色々なことを考えた結果、
前回の断捨離では見逃されたローライズのジーンズ10本以上が、今回めでたくゴミ箱送りになったのであった。
古いものに執着していると新しいものが入ってこない。
そしてダブル浅野やジャイアント馬場にとらわれすぎていては今の時代のオシャレを楽しむことはできない。
スッキリしたクローゼットを眺めながら、
めちゃくちゃ股上深いジーンズ買ってやる‼️
と静かなる闘志を燃やした、週末の昼下がりであった。