おもしろ

“湘南”を付ければ、全てが素敵に変貌する湘南マジック!!〜 現実と勘違いの狭間で〜

湘南,サーフィン

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので今年の夏の「灼熱地獄」とも言うべき暑さは、お彼岸を過ぎたころから急激にクールダウンし、朝晩はとても涼しく、一日中つけっぱなしにしていたエアコンもスイッチを入れる機会がめっきり減った。

今年の夏もサーフィンのために足しげく通った湘南エリアでも、8月中は海岸通りから海に続く細い通路に毎度大量にミミズの死骸が転がっていたのだが、つい先日訪れた際にはミミズの死骸はひとつも無くしみじみと気温の変化を感じ夏の終わりを実感したのであった。

余談だが、なぜ炎天下のアスファルトの通路に大量のミミズが転がっているのかということについては、先日ツイッター上でフォロワーさんたちと話題になったが、私は、“恐らく夜中のうちに「イケる」と判断して大移動を開始したミミズたちが、移動が完了する前に、朝日が昇り強烈な日差しが照り付け始めたアスファルトにあぶり焼きにされてしまうのではないか”という、判断を誤ったミミズの見切り発車失敗説に賛成の1票を投じた。

そんなわけでこの【湘南ミミズの屍(しかばね)ロード】も、秋の涼しい風とともに今や元のクリーンな歩きやすいアスファルトの通路に戻ったのである。

ところで、以前から不思議に思っていたのだが、頭に「湘南」の二文字をつけるだけで、どんなものであれ、なにもかも素敵なイメージに変貌を遂げるのは一体なぜなのだろう。

湘南〇〇クリニック

湘南〇〇大学

湘南〇〇株式会社

湘南〇〇ホテル

「湘南乃風」だって、“湘南”の風だから成り立つのであって、埼玉で一番イケているエリアである大宮に風を吹かせたところでただの「大宮乃風」であり、せいぜい埼玉テレビで取り上げられるかどうか・・・というレベルの強風注意報にしかならないだろう。

挙句の果てには暴走族的な迷惑集団でさえ、【湘南爆走族】のように頭に湘南をつけるだけで、茨城あたりで「警察24時」にモザイク付きで出演しているようなそれとは一線を画したハイソな雰囲気に感じてしまう。

湘南マジック恐るべしである。

とにかく頭に「湘南」の二文字をあしらうだけで、急に爽やかな潮風を感じ、不思議なほどオシャレなオーラにまとわれると感じているのは私だけではないはずだ。

私の個人的な見解では今まで「湘南」をつけてもおしゃれにならなかったのは、先ほどお話した【湘南ミミズの屍(しかばね)ロード】ぐらいなものである。

(※念のためだが、【湘南ミミズの屍(しかばね)ロード】は私が個人的に命名した通路名なのでもちろん正式名称ではない)

そんなわけでとにかく「湘南」という響きにべらぼうにキラキラ感を感じてしまう私なのだが、つい先日、“生まれも育ちも生粋の湘南ボーイ”であるという、お友達のご主人にお話を伺ったところ、そもそも幼少期からこのエリアに育ったご本人は自分が湘南ボーイであるという自覚もなにもなかったそうで、大学生になり地方からきた友人たちから湘南ボーイと崇められて初めて、人からうらやましがられる場所で生活していたんだという事実に気づいたそうだ。

考えてみればそれもそのはずだろう。

湘南エリアの学校だからといって「君たちは湘南ボーイなのだ。その自覚と誇りを持って湘南ボーイの名に恥じない行動する様に」などと教えられ、サーフボードを抱えてかっこよく歩く練習などをさせられていたわけでもあるまい。

ごくごく全国の一般的な学校生活と同じ日々を送り大人になっていくのだから。

実際その場所で生まれ育った人たちというのは意外に“湘南おしゃれだろ”などという意識もあまりないようである。

私のような海無し県育ちの田舎もんが勝手に「湘南」を祭り上げ、挙句の果てには、湘南の海岸通りというのはミニチュアピンシャーやらコッカースパニエルなどのシャレオツな犬種しか連れて歩いてはいけないという市の条例でもあるのではないか?などと本気の妄想を放り込んでいるだけであって、実際は柴犬やら秋田犬などの“THE 犬”というシルエットの犬種だって、平等に自由に湘南の海岸通りを散歩する権利を持っているのである。

そんな至極当たり前のことを今さら薄々気づき始めたつい先日、主人から「お前(サーフィンで)波に乗ってるとき、結構な確率で演歌歌手みたいになってるよね笑!!」という衝撃的な指摘を受けた。

あ~そうそう♡

平井堅が右手の上げ下げで音程の微調整をしているように、私はこの右手のコブシで波をコントロールして・・・♪

ってオイ・・

誰が・・・コブシをきかせた演歌歌手だ・・・
誰が大御所の迫力だ・・・怒

五木ひろし コブシ

自分のイメージの中では、私はもう少し華麗に颯爽と波を乗りこなしているのではないかと信じていたのだが、・・・実際に他人から見たサーフィン姿が結構な確率でサーフボードに乗った“演歌歌手”に見えていたとは!!!(涙)

湘南サーファーといえば聞こえは良いが、湘南で年中サーフィンをしている私は所詮、かっこよさのかけらも無い演歌歌手サーファーなのであった。

やはり私のサーファーとしてのかっこよさは、サーフボードを抱えて砂浜に登場したところがピークという見解で間違いないようだ。

“湘南でサーフィンしている”というと、それだけで「かっこいいね♪」などと言われがちであることを踏まえると、世の中というのは往々にして勘違いや思い込みで成り立っているものなのである。

とはいえ、海無し県で生活している私の中に抱く湘南エリアへの憧れはやはり根強いものがある。

いつかこのあたりで生活したいな・・・

そして本当の湘南演歌歌手…いや湘南レディになってみたい!

そんな希望を胸に抱きながら毎度、湘南の海をあとにする私なのだった。

 

ABOUT ME
sawachin
sawachin
こんにちわ!sawachinです(✿✪‿✪。)ノ すれすれの人生、避けて通れないならネタにしよう! わたしを悩ませるあんなこともこんなことも、こんなことも。 7歳9歳の娘の子育てと仕事の両立に奮闘中! 過敏性腸症候群IBSのおかげで、人生に無駄なピンチが多めに降臨。