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悩みに押しつぶされていた私の人生を明るく変えた本「道は開ける」D・カーネギー

私が23歳の時だった。

あるきっかけで営業会社で働くことになり
事務仕事に加えて、自分の年齢の倍ほどのパートのおばさま達をまとめる役割を任された。

当時の私が一生懸命パートのおばさま達をまとめようとしても
若かった私はおばさま達からは「生意気な小娘め」としか思われなかったのであろう。
いくら一生懸命やっても、全く言うことを聞いてくれないどころか、
敵意をむけられ思い悩む毎日。

年上のおばさま達をまとめて私の指示をもっと受け入れてもらうためには
自分自身がもっともっと仕事で成果を出し
問答無用で尊敬されるようにならなければ
・・・!と
毎日神経をすり減らし続けた。

仕事が終わっても
「今日なんで結果を出せなかったんだろう、もっとこうすればよかった」
「明日はもっとこうしなくちゃ、もっと必死にやらなくちゃ・・・!!」
「明日は良い結果出せるかな。。
とにかくあのおばさん達を黙らせるすごい成果を出さなくては・・・!」
等々、仕事のことが頭から離れなかった。

寝る直前まで仕事の反省と明日への不安で緊張し続けていた。

そして布団に入ってからも
毎日毎日、夢の中までも仕事をし、失敗して焦って飛び起きる。
もしくは、つり橋を渡っていたら急に橋の板が壊れ
足がはまって激流に落下しそうになるとか、
断崖絶壁を命綱なしで這い上がり震えてるとか
とにかく朝起きた時点ですでにヘトヘトになっているような夢を見続けた。

今から考えると相当神経が参っていたと思う。

過敏性腸症候群(IBS)を発症

そして気づいたら過敏性腸症候群(IBS)になっていた。
私の場合はとにかく下痢型で、永遠にお腹を下し続ける毎日だった。

仕事の悩みに加えて、過敏性腸症候群(IBS)の悩みが加わりだんだん身動きがとれなくなってきてしまった。

仕事中も何度も腹痛でトイレに立たなくてはいけなくなり、せっかく成果のだせそうなアポイントが取れそうなときにまで下痢に襲われそんな自分が情けなくて泣きそうになる日々。

最終的には、職場までの道のりでも何度も下痢に見舞われ、職場になかなかたどり着けないほどの、ひどい状態になっていた。

休日に気晴らしに出かけたくても、やはり腹痛で自由に動けない。夕方には、明日からの仕事を考え、また神経をすり減らす。休日までもがストレスになっていた。

うまくいかない仕事とIBS。負のループにはまる

なんでこんなに毎日必死に頑張ってるのに、うまくいかないのだろう?
毎日毎日お腹は痛いし、パートのババー達はどいつもこいつも妖怪だし(←だいぶ趣旨変わってきてる)

そしてこんな自分は神様からいじめられてるんじゃないのか?という壮大な被害妄想まで抱くようになっていった。

今から考えれば、神様だって人類の中から、しかも私なんぞをピックアップしていじめたところでなんの面白みもないだろうし、そもそも神様はそんなに暇じゃないだろうということがわかるのだが、当時の私はうまくいかなすぎる空回りな自分に悩み過ぎ、思考回路が狂っていたのだと思う。

しまいには、
『神様、私に何か学ばせたいんですか?もう結構ですからやめてください。』と天空に向かって念を送ってみるなど、はたから見たら、“あいつ完全にやべーぞ。。目が合わないよう気を付けよう”と警戒されるレベルのことを真剣にやってみたりしていた。

【道は開ける】と出会う

そんなある日、ある1冊の本に出会った。

本のタイトルは【道は開ける】

デール・カーネギー著のこの本は、これまでの私なら全く興味を示すこと無くスルーしたであろう一見かなりお堅い雰囲気をかもし出した本であった。

だが本の紹介には、
「悩みを解消し、明るく生き抜く方法を実践的に説く救いの書」とある。

前書きには、「たいていの人は悩みを克服したいと思いながらこれに引きずり回され、
エネルギーを消耗し、思考力を失い、ついには人生に対して絶望感を抱くに至る
と書かれていた。

それ、私のことですか?( ຶ▮ ຶ)
これは私のために書かれた本ですか!!??( ຶ▮ ຶ)

まさに救いを求めていた私は、夢中で読み進めた。

言葉の言い回しが哲学っぽいな。。と思ったが刺さる言葉が次々に出てくる。

心に響いた部分には印をつけて、何度も戻って読み直した。

学生時代でもこんなに真剣に答えを求めて本に集中したことなど無かったのではないだろうか。

そしてその後の人生の中で、今も実践しているたくさんのアドバイスをこの本からもらった。おかげでこの本に出会う前の私と比べると、悩みに支配されず、自分の考え方をコントロールできるようになっていた。

この本の内容のすべてをみなさんにご紹介したいところだが、私が特に救われ、今でも毎日の中で実践している部分をいくつかご紹介したいと思う。

【今日一日の区切りで生きよ】

“自分の荷物がどんなに重くても
日暮れまでならだれでも運ぶことができる。
自分の仕事がどんなに辛くても、一日ならだれでもできる。
太陽が没するまでなら、だれでも快活に、辛抱強く親切に、貞淑に生きられる。
そして、これこそが人生の秘訣そのものだ”

“明日のことを考えるな。明日のことは明日自身が考えるだろう。
一日の苦労はその一日だけで十分だ。”

“明日になったらジャムがあるとか、
昨日だったらジャムがあったのにといっても
それは今日のジャムでは絶対ないのだ。
私たちのほとんどはそうなのだ。昨日のジャムをあれこれ考えたり
明日のジャムについて悩んだりしている。
今日のジャムをいまパンに分厚く塗る代わりに”

“昨日は夢にすぎず
明日は予感でしかない
精一杯にいきた今日は
すべての昨日を幸せな思い出に変え
すべての明日を希望の見取り図とする
だから目を開こう、今日に向かって!”

【避けられない運命には調子を合わせよう】

“私たちは長い人生をあゆむ間に
どうにもならない不愉快な立場に立たされることが多い。

それはどうにもしようが無い。
選択は私たちの自由である。
そういう立場を天命として受け入れ、それに自分を順応させることもできるし
あるいは一生を台無しにしてまでも反抗し
神経衰弱になることもできる”

“すべてこの世の病には
治す手だてがあるか、なし
手だてがあるなら見つけよう
手だてがないなら忘れよう”

“幸福への道はただ一つしかない。
それは意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである”

【平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法】

“われわれの人生とは、われわれの思考がつくり上げるものにほかならない。
そうなのだ。愉快な考え方をすれば、私たちは愉快になるだろう。
みじめなことを考え始めたら、みじめになる一方であろう。
おそろしいことを思い浮かべれば、おそろしくてたまらなくなるはずだ。
病的なことを考えれば、病気になるに違いない。”

“私たちが敵を憎むことによって精力を使い果たし、神経質になり、
容貌が衰え、心臓病に冒され、寿命まで縮めていると知ったならば
敵は手を打って大喜びするのではなかろうか?
たとえ敵を愛することができなくても、
少なくとも自分自身を愛そうではないか”

“仕返しをしてはならない。敵よりも自分を傷つける結果となるからだ。
………つまり、きらいな人について考えたりして
1分間たりとも時間を無駄にしないことだ”

“わたしたちはしばしば、忘れてもかまわない小さなことがらのために
自分自身を台無しにする。
私たちがこの地球上に生きるのは、わずか数十年にすぎない。
それなのに、1年もすれば皆から忘れられてしまう不平不満を悩みながら
かけがえのない多くの時間を無駄にする。
……..とにかく、小事にこだわるには人生はあまりにも短すぎる”

終わったことへの後悔明日への不安で毎日押しつぶされそうになっていた私は
この本によって冷静さを取り戻し、徐々に自分らしさも取り戻すことができた気がする。

その後の人生においても、状況は変われど理不尽なことも多々起きるし
「こいつ…どうしてくれようか。。」とハラワタが煮えくり返りそうになるようなヤツも度々登場してきたが、ふとこの本の内容を思い出し、割と早い段階で冷静さを取り戻したり、笑いに変換することができるようになってきた気がする。

読み込みすぎて、もう表紙もボロボロになっているこの本、これからもずっとお世話になるだろう。

今、悩んだり苦しんでいる方がいたら一見固そうに見えるこの本を、ぜひ一度手に取ってみていただきたいと思う。生きていく上で自分の『財産』と思える言葉や考え方のヒントが、この本にはギッシリ詰まっている。

デール・カーネギー著の【道は開ける】。

妖怪たちが教えてくれたこと

そして、あの時、私はパートのおば様たちに実はとても大切なことを教わった。

陰口を言って、他人の足を引っ張りおとしめることや、くだらない身内自慢や見栄の張り合いをしている姿が本当の妖怪のように見苦しいこと。

歯が黄色かったり髪のお手入れを怠ってチリチリに傷んでいると非常に老けて見えること。

今、あの時のおば様たちの年齢に近づいてきた私だがあのおば様たちを反面教師に、日々生きている。

そして私は、自分の半分ほどの年齢の若い人だとしても、頑張っている姿が尊敬できるならば、素直に見習う気持ちを持っていたい。

髪もトリートメントをまめにしよう。。
歯も度々ホワイトニングしよう。。

あの時のおば様たちに、今はちょっとだけ感謝している私である。

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こんにちわ!sawachinです(✿✪‿✪。)ノ すれすれの人生、避けて通れないならネタにしよう! わたしを悩ませるあんなこともこんなことも、こんなことも。 7歳9歳の娘の子育てと仕事の両立に奮闘中! 過敏性腸症候群IBSのおかげで、人生に無駄なピンチが多めに降臨。